私の最低な元カレ


天野君は私に気付いてしまったのか、


持っていた携帯をポケットにしまい、



信号が変わると、すぐにコッチへ走ってきた。



「うっす!なにしてんの~?」


あぁ…

軽い口調。



もしかしたら私は、天野君のこの口調が、


一番嫌いかもしれない。



「なにって…帰宅途中です」


「そうなんかぁ。あ、俺は今から遊びに行くんだよ」


「あぁ…そうですか」



誰も、なにも聞いてないっちゅーの。



< 102 / 319 >

この作品をシェア

pagetop