私の最低な元カレ

まさかのライバル?

――天野一弥side――




―チッチッチッチ…


昼休み。俺は何もせず、ただ壁にかけられてある時計と睨めっこしていた。

いや、ただすることが無くて、見てただけ、が正解か。


「……」


俺がこうやっている間にも、時間は一秒、一秒…過ぎていく。


「はあー…」


戻ったりは、決してしない。

……なんだよ、時間め。



「いっちやくぅ~ん!!」


すると。

明らかに、悩んでいる顔をしているのにもかかわらず、女の子たちはいつものように集まってきた。



「なにー?」


さっきまで暗くなっていた顔を、すぐに明るく戻す。



「ねぇ~?そろそろ一緒に遊んでよぅ~」


あぁ。また望ちゃんか。

ていうか、引っ付きすぎ。胸当たってるし…。



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