君があたしを好きな理由 [短編]


じゃあ「嫌い」?
でも、瞬のこと好きだし…




「~~~っ…」


「…葉月?」




そんな顔、しないでよ…
胸が、ギューッてなる。




「…っ…好き、だよ…」




恥ずかしくて、恥ずかしくて。
声を振り絞っても、小さな声しか出なかった。




「…ほんとに?」




さっきよりも更に顔を近づけて、
瞬はあたしに訊ねた。

…っだから近いって!




「…っ~~!」




恥ずかしくて、何も言えなくて。
あたしはただ、何回も首を縦に振った。




「そっか。良かった」




そんなあたしに、
瞬はニコリと笑ってそう言うと、掴んでいたあたしの肩を離した。

なんか、あたしおかしいよ…

自分が自分じゃないみたいで…
瞬にドキドキしすぎて、どうにかなっちゃいそうだ。


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