炎龍~暖かい奴等~
気になって声のする路地裏に行くと。
「ハァハァ...」
バキッガンッ
「―やめろ!!」
無惨な光景。
50人ぐらいの男達はみんな殴られて気絶していた。
やり方が酷く、顔の原型がわからない奴もいた。
そのなかで唯一立っている2人組。
1人はもう1人の男を必死にとめている。
もう1人は今も、もう気絶している男を殴り続けていた。
「...やめな、もう気絶してる。」
その声に2人は反応した。