天然甘々溺愛症候群
朝。

いつもどおり学校に行った。
でもいつもと違ったのは教室に
風葉くんがいたこと。

「風葉くん!?」

風葉くんを囲むように女子の皆さんが
たくさん集まっていた。

「なほさん」

風葉くんは私を見つけるなり
すぐに走ってきた。

「どうしたの…?」

「放課後、一緒に帰りませんか?」

「え?いいけど…。」

「じゃぁ、そう言うことで。さよならっ」

風葉くんはそう言うと風のように
でていってしまった。

勢いでokしちゃったけど…。
まぁ、いいか。

「ちょっと!なーちゃんっ!?」

え?
いきなり呼ばれて振り向くと

「さゆり!おはよ。」

「おはよ。じゃないよ!」

「え?」

「鳥相風葉くんとどういう関係!?」

「どういうって…」

なんだろ・・・友達?
では、ないよね…

「ん~知り合い?」

悩んだ結果、知り合いということに
した。

「いいな~鳥相くん。」

「なんで~?」

「えぇ!?なー知らないのー?」

小百合の言ってることがよくわからなかった
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