アンバランス~不実な俺様部長の甘い誘惑~
「……」



「大丈夫!!?梶本さん」



酔いつぶれた梶本さんの肩を抱いて、夜の街を歩く私たち。



私が支えてなきゃ~梶本さんは歩けない状態。



私に歩かされるように梶本さんはヨロヨロと弱い足取りで歩く。



「主任・・・何か…吐きそうです!!」



「ええ~ッ!!?」


梶本さんは私から離れて、街路樹の方へとフラフラ…街路樹に手を掛けて…マジで吐いてしまった。



「おい!!?」



ケータイで通話をしていた男が梶本さんに向かって、怒鳴り始めた。



「・・・」




街路樹のそばには男の置いていたビジネスバックが・・・



梶本さんの吐いたゲロで汚れていた。



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