天神学園高等部の奇怪な面々Ⅶ
文句を言っても始まらない。

アモルは早急に新しいパートナーを探す必要がある。

何しろ二人三脚の開始までは時間がないのだ。

「藤原翁はどうだ?あの爺さん相当な身体能力の持ち主だぜ?」

「駄目よ、藤原翁は英霊…普通の人間じゃないもの」

「じゃあスペシャルバカは?頭は迸るほど悪いが運動神経はいいぜ?」

「アイツも駄目、もう騎馬戦に出場済みよ。一人につき出場は一競技だけってルールらしいから」

「だったらお嬢やカレンや遡雫や冬月は!」

「みんな駄目だってば。人間ですらなかったり、もう出場予定の競技が決まってたり…」

アモルは歯噛みした。

「八方ふさがりね」

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