メイドは見た!

第六話(帆那side)

アタシの目の前にいたのは、
豹と…
萌架とかいうメイド。

…が、ヤっている。

「豹…どういう事?」
「そのままですよ…お嬢様」
メイドは豹に喘ぎ、息を切らす。

へぇ…そういう事ね。

だから、
アタシとはできないって事ね。

「っは…んぁッ…やぁっ」
「気持ちいいですか…?萌架」
「あ…やっ」
「言わないとイれませんよ?」

じゃあ
ドアが開いてたのは
豹がわざと…ってことね。

まんまとひっかかっちゃった。

でも…動揺なんてしないよ?
豹の思い通りになんてさせないんだから…

「イ…れて」
「あと四文字…たりないですよ?」
「イれて…ください」
「かしこまりました」

メイドがあたしの目を見て、
得意気に笑う。

でも、怒ったりなんてしない。
そんなの豹の思う壷。

だから…
思い知らせてあげる。

あなた達が今、
取り返しのつかない事をしてるって事…
身をもって知らせてあげる。

「やっ!あぁッ…んやぁっ」
「イきますか…?
イく時はイくって言わないと
お仕置きしますからね…」
メイドのカラダが跳ね上がり、
豹は笑う。

いつまでそんな事できるのかしら?

「イ…ちゃうっ」
「いいですよ…見ててあげますから」

豹、
メイドさん。
今からあなた達の事、
お父様に言いつけてあげるわ…
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