砂時計
明日死ぬんだと。




明後日死ぬんだと。




もう生きている意味が




分からなくなるんだ。



「海……っ!



 守れるから。




信じていれば生きれるから。






だから諦めないでっ!」






お母さんが私の頭をなでる。



優しく




優しく。




1日過ぎるたび





命がなくなっていく恐怖感。



命の砂がなくなれば











私の人生が……終わる。






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