砂時計
ドアの向こうから泣き声が聞こえる。
リオちゃんの……泣き声。
「リオちゃ……」
ドアを開けようと、ベッドから降りたとたん腕を強くつかまれた。
それが誰かなんて分かる。
1人しかいない。
リオちゃんの……泣き声。
「リオちゃ……」
ドアを開けようと、ベッドから降りたとたん腕を強くつかまれた。
それが誰かなんて分かる。
1人しかいない。