【完】“好き”を何度でも
放課後、あたしはショッピングしていた。
ん?もめごと??


「ぼくちゃん、お兄さんの服どうしてくれんの?」
「…ご、ごめんなさい…」
「弁償だよ、弁償!」
どうやら小さい4歳くらいの男の子がアイスクリームを大人の人(めんどそうな)にぶつけてしまったらしい。
「うぇッヒックッ」
周りは、見て見ぬふり。
「泣いてないでさぁ?何かいいなよ~」
ぶちっ!
うっざ!


「あのぉ!大の大人がよってたかってなんなんですか?」
「「あぁぁ!?」」
「僕、こっちおいで」
あたしは男の子を自分の後ろに隠した。
「情けなくないですか?服汚されたくらいで、小さい子に弁償トカ」
「お嬢ちゃん、これいくらすると思ってんの?」
「…2千円くらいですかね?」
「ざけんな!兄貴の服は2万だ、2万!」
「うわぁ、ありえないですね。センスなさすぎ」
「調子のんなこのアマッ!」
ヤバ、殴られる!!
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