DEAR J

「で、どうなった?あのウザイ人」

あっちゃんは純の話を全然知らなかったからすごいきょとんとしてた。

「好きかも・・・しれない・・・」
こじはると優子は二人でハイタッチをしら。


「てか、そんなこと最初から分かってたし!ねっ?ゆうこ~」

二人はへらへら笑いながらともを茶化した。

「なんでウザイ人が好きなの!?」
あっちゃんは驚きを隠せない様子だった。

「大人になればわかるさ~あっちゃんはまだまだ子供だね(笑)」

皆で大爆笑した後ともは真剣に相談に乗ってもらった。

「でも、その人みゃお推しだし・・・とものことなんて目に入ってないよ・・・」

「まあがんばれ~~」
みんな適当に返事をしていつの間にか会計まで済まされてた。

「相談くらい乗ってよ~!!」
ともが少しきつめにいうとみんなは口をそろえて言った。

「「なんとかなるよ」」


このマイペース組に相談したともがバカだった。

でもみんなのおかげで自分の気持ちがわかったし心の中ではすごい感謝していた。


その後みんなでゲーセンに入って色んなゲームをした。

ゲーセンにいる間色んな人に声をかけられた。


「あれAKBじゃね??」

「やば~!!」
色んなところからそんな声が聞こえてきて写真をとる人もいた。

だが話しかけてくるひとはあまりいなかった。

あっちゃんがトイレに言ってるあいだに優子とこじはるがゲームに夢中だったから一人でプリクラ機の影でそんな二人を見ていた。


ちょっと眠くなってきたときに・・・


ドンッ

体中に衝撃が走った。
何か硬いもので頭を殴られた。

影にいたから誰もそのことに気づいてくれなかった。

意識はもうろうとしてともはその場に倒れた。

ぼんやりと男の人たち5人くらいがともの前でニヤニヤとしてともに触れようとしてきた。
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