Once Summer Love~1ヶ月だけのmy lover~
「……。」
冬雅が言っていたとおり、部屋はお世辞でも綺麗とは言えない状態だった。
まぁしょうがないか。
いきなり行きたいって言ったのあたしだからね。
あたしはなんとか座るスペースを見つけ、そこに腰を下ろした。
「悪いな、片付いてなくて。」
「いいよ。いきなり行きたいって言ったあたしも悪いから。」
冬雅はコップとジュースをテーブルに置くと、床に散らばっているものを1ヶ所に固め始めた。