【モテ期到来】
悩みながら玄関を開けて靴を脱ごうとして気付いた。
…女物のローファーがある…。
…これはチャンスなのか?
“誘え”っていう暗示?
居間に入ると洋次とゲームをやっているアカリ。
「あ、太一おかえり~!」
「兄貴、アカリさんヤバい!めちゃゲーム上手い!」
コイツらがやってるのは携帯ゲーム機の“狩りゲー”ってヤツ。
しかもアカリが使ってるゲーム機…俺のに似てる…。
「…って、それ俺のだろ!?」
「洋次が持って来たの~大丈夫だって!壊さないからさ…」
「兄貴より戦力になるよ!」
「………」
もういいや…好きにしてくれ。
つか、アカリが制服のままソファであぐらかいてて目のやり場に困る。
「…アカリ。お前着替えて来いよ…。」
「え~…今更?面倒くさい。」
「…じゃあ、洋次のジャージ借りろ。」
洋次は「いいよ~」と自分の部屋にジャージを取りに行った。