【モテ期到来】
俺はアカリを置いて大本が居た方に歩き出すと、まだ後ろから何か言ってるし…。
コイツなんでいつもこんなうるさいんだろ…。
「あれ…?いない…」
はぐれたか…?
立ち止まった俺の背中にぶつかったアカリは「痛いなぁ~」と口を尖らせた。
「…なぁ、大本がいないんだけど…」
「あぁ~多分あっちゃんと一緒じゃない?おーもと、あっちゃん好きみたいだし。」
「…なんでお前、知ってんの?」
「あっちゃんが言ってたの。メアド交換したらめっちゃアピールされたって。」
…それは…大丈夫なのだろうか?
下手したらうざがられたりするんじゃないかと心配になる。
アカリは笑いながら「あっちゃん喜んでたし」とあまり気にしてない。
「…ならいっか…」
「ねぇ!それより!ちょっと太一を連れて行きたい所あるんだけど!」
そう言うや否やアカリは俺の返事も聞かずに腕を引っ張った。