【モテ期到来】



「覚えてる?私、野球部に好きな人が居たって言ってたじゃん?」




「…ああ…」




「今はなんとも思ってないんだけど、太一の話したら会いたがってたの。」




…なんで俺?




しかもアカリの好きだったヤツとか、俺はあんま会いたくないんだけど…。




そう思ったけど、アカリが楽しそうにしてたから言えなかった。




連れて来られたのはF岡のグラウンド。




ちゃんと整備された綺麗でうちの高校より遥かに広い。




さすが私立…!




ちょっと羨ましい。




「ん~…何処に居るんだろ…。あ!居た居た!八木澤~!」




アカリが手を振るとグラウンドに居た部員の一人がこちらに走って来るのが見えた。




…アイツが…




そう思うと不機嫌も顔に出るのは仕方ないよな?




アカリの所に来たのは汗だくなクセに爽やかでなかなかのイケメン。




う…笑顔が眩しい…!




野球野郎にしては珍しいタイプの奴だった。





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