童顔教師が居候。






少しブラウンの入った髪は、ワックスで軽く立ててあるらしく、風でふわふわ
揺れている。





いつの間にか見入っていた私に、悪戯っぽく鰯が言った。





「んな見つめられると…恥ずかしいんだけど」






わざと両手で顔を隠し、照れたふりをする鰯。
コイツ…私のことからかってる!?






「み、見てません!勘違いしないでください!!」








「…うそ。見てた。」













< 18 / 108 >

この作品をシェア

pagetop