【短編】コーヒーが飲みたい


あたしはしばらく悔しさをぐっと拳に握り、自販機を蹴り飛ばして奇声の一つも上げてやりたい気持ちを堪えに堪えた。





……そうだ!!



大丈夫だぞ、あたし!!

あと180円あるじゃないか!!



まだ神はあたしを見放してはいないはず!!


よ~し今度こそ……!!





あたしはのっぺりした缶コーヒーを脇に挟み、財布から100円を取り出すと、さっきのおつりの中から20円を足して自販機のコイン投入口に祈る様な気持ちで120円を落とした。




カチャン

カチャン

カチャン





よし入った――っ!!


今度こそっ!!



あたしは再びボタンを押そうとボタンに右手の人差し指を伸ばした。








あれっっ!?


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