げーむ
「ねぇ、綾瀬」


ん?と綾瀬が返事をする。


その顔は笑顔。


普段なら...いつもの綾瀬なら笑顔でも不思議はない。


でも、今の綾瀬の笑顔は何か違う。


今日一日でえらく大人びたような笑みを浮かべるようになった。


「...何?」


なかなか切り出さない私に綾瀬の方から聞いてきた。


「...ッ」


意を決する。


「綾瀬って...何を知ってるの?」


「...」


そりゃそうだ。


いきなり「何を知ってる?」って言われても、意味が分からないだろう。


笑って誤魔化そうとした時。


綾瀬が口を開いた。


< 160 / 167 >

この作品をシェア

pagetop