げーむ
体育館に着き、そっとドアを開き、中を覗く。


中には生徒達が座っていた。


でも、まだ話が始まっていないらしく、ちらほらと話し声が聞こえる。


と、私に気づいた先生が手招きをした。


軽く会釈をして、私は自分のクラスの場所を探した。


「...あ、美崎ー!!こっちこっち。」


綾瀬がうろうろしていた私に手を振る。


私は綾瀬の隣に腰をおろし、聞いてみた。


「今日って全校朝礼か何か?」


「いや、知らなーい。黒板みて来ただけだよ。」


綾瀬がのん気に答えたので、私はそっか、と返して、ステージの方を向いた。


すると、ステージの上に人があがっていった。


私は視力が低い。


誰だが分からずに、試行錯誤していると、


「あ、校長じゃーん。」


綾瀬のその声であの人は校長だと一人合点した。


校長はマイクを自分の方に調節し、そして話始めた。


『今日集まってもらったのは、今日からこの学校の学習体制が変わる為です。』


綾瀬がえー、とか言っている。


他の生徒も少しざわついている。


『えーこれからはこの学園で。』


『バトルゲームをしてもらいたいと思います。』


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