V系メンズに恋してる
『梓ちゃん?さっきから上の空だけど大丈夫?』


『だ、大丈夫です!あの、一般人を巻き込んだドッキリとかじゃないですよね?』


そう言って私は周りにカメラがないかキョロキョロした。


『カメラなんて無いしドッキリでもないから。少しは俺を信用しなさい』


麗は呆れた顔をした。


『あまりにも衝撃が大きすぎて気持ちの整理がつきません。今日はもう帰ってもいいですか…?』


麗は少しビックリした顔した。


『気持ちの整理って…何?』


『一般人の私がMirageのLeiと付き合っていいのかなって…。ファンの子に申し訳ないし…』


麗は少しムッとしている。

『俺と付き合うのにファンなんて関係ないじゃん。梓が一般人だろうが俺が良いって言ってるんだから気にすんなよ』
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