愛 ~①巻~
「早く髪を乾かせ!」

部屋に入った途端、陸に言われた。

『むぅ…煩い!』

「早くしろよ…」

『龍までそんな事言わないでよ!』

本当に…早く髪の毛乾かさなきゃ…。

『…どうやって乾かすの?』

ドライヤー無いし…。

「じゃあ…未來来て!」
龍が言う。

私は龍の前にチョコンと、座る。

「よし!拭くぞ。」



そして龍はそのまま優しく拭く。

『わぁ。龍…上手いね!』

「でしょ!」

私と龍がキャピキャピと、話してたら…。

「お前ら…嫌…龍だけキモい。」

陸のキツイ一言が…。

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