愛 ~①巻~
ぽたっ

私の目からは・・・・

出なくなっていた涙が・・・

次々に流れ出す。

私の涙の滴は地面に滴る。

私の涙が水溜りになればいいのに。

意味のないことを願う。

私は今、現実逃避しか出来ない。

ヤダヤダヤダ。

こんな世界も泣けばいいのに・・・。

・・・馬鹿みたい。

なんでこんな意味のないことを願ってるんだろう。

世界はもう泣いてるのかもしれないね?

人間の悲しみを吸い取って・・・

泣いてるの。

終わりのない悲しみかも知れないね?

「未來!!」

急に抱き締められる。

『いやっ!!!!』

私はその人から離れる。

「未來・・・」

『陸・・・?』

その声の主は陸だった。

「未來・・・何処行ってたんだ!?探したんだぞ!?」

陸は私を抱き締めながら言う。

その瞬間何かが抜けたように、

嫌なほど涙が溢れ出す。

『ごっ・・・ごめんっなさい・・・っ・・・ごめんなさい・・・・っ』



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