愛 ~①巻~
龍は私の背中を見る。

「ん~赤くなってるし、
青くなってるし、

腫れてる」

『何が言いたいの?』

「日本語?」

『ふふっ…日本語、言えてるよ?』

「やっと笑った」

え…?

「さっきから笑ってなかったし?」

笑ってなかったのかな?
『ありがとう』

私は何気なくお礼を言う。

「……未來」

『ん?な……ん…』

龍は私にキスをする。

久しぶりのキス。

『ふぁ…』

《龍君の事が好きなの》
由希の言葉が頭に浮かぶ。

私は唇を離す。

「……手当てするぞ~」
龍は何も無かったかのように、

手当てを始める。

────龍の事を好きになっちゃいけない────
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