愛 ~①巻~
『陸の所に言って来い。』

「ふぇ…?」

未來…俺…一人で泣きたいんだ。

『な?行って来い…ッ』
俺は未來に見えないように、泣く。

「うん…」

何かを感じたのか部屋を出る。

だけどその前に…

俺は未來の腕を引っ張る。

「ひぁ!…あふ…」

深いキスをする。

「あふ…」

すぐに唇を離す。

そして俺はすぐに部屋に入る。

未來はリビングに行った。

『…ッ…クソ…ッ』

俺は悲しくもないのに、
一人で静かに泣いた。
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