white or brackⅡ

零said

リビングを抜け出した私は、慧の部屋があるであろう方向に向かっていた

リビングを出た時ふっと自分の笑顔が消えたのがわかった

正直あの場所に居るのは辛かった

まだはっきりとわかったわけじゃないけど・・・

いや、わかってるけどわかりたくない

優香が裏切ったという事実

わかっているけど

わかりたくないこの事実は思ったより私にダメージを与えていたようで

昨日、姿を消した私になにがあったのか聞かずに優しく・・・いつも通り接してくれる皆に涙が出そうになった。

でもいつも通りということが優香が裏切ったという事実を浮き彫りにして・・・

ぼんやりとそんなことを考えながら歩いていると、前から誰かが歩いてくるのが見えた

誰、だろうか?

まだ遠く歩いているその人影は・・・

ゆらりと揺れている黒い髪

背筋をピンと伸ばした歩き方は

どこか見覚えがあるような気がした

「零、ちゃん?」

いつの間にか近づいていた距離

足を止めた相手にならって私も足を止めた

この人は私のことを知っているのだろうか?

小首を傾げながら、こちらを見つめている人をボーっとする頭で見つめる

私の知り合いにこんな人は居ただろうか?

「・・・どちらさん、ですか」

ああ、喋るのも面倒なくらいダメージを受けていたのか・・・

なんて首筋からチラリと見える蝶のタトゥーを見ながら思った。

視界の端にニヤリと歪んだ口元が見えた気がした






< 81 / 81 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:12

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

white or brack

総文字数/78,664

恋愛(キケン・ダーク)162ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
光と闇 どっちが本当の自分なんだろう? 「零、俺と付き合え」 「えっ?」 「零、大好き!私と付き合って」 「ちょ!?」 呉城慧 (くれしろ けい) 清凛高校1年の16歳 ○○地域№3の族の総長 いろいろ謎の まだまだな族の総長 × 龍ヶ崎零 (りょうがさき れい) 清凛中学3年の15歳 日本で1、2を争う財閥の社長令嬢 天然のちょう美少女 でもじつは… そんな2人の物語… \(>∇<\)80000pv突破(/>∇<)/ いつも読んでくれてありがとうございます! 本棚に入れてくれた方 ありがとうございます♪ 時々修正中です(*^ω^*) 修正時ロックをかけます。
月夜に

総文字数/14,125

恋愛(キケン・ダーク)30ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
黒い服 フードをかぶり 顔を黒い布で隠した 『月光』 こいつが溜まり場に現れたら 終わり こいつが現れて潰れなかった族はない 有名な族潰し 『月光』 通り名の由来は瞳の色 いつしかそう呼ばれるようになった 正体不明 ふらりと現れて悪事を働く族を潰す そんな『月光』の正体は───・・・ 不定期更新中です(T△T) white or brackⅡ優先

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop