新撰組〜私の選んだ道〜
みんな、こうなる事を
分かっていたからだ。

「私…は……」


途切れる言葉を
繋ぎ合わせて話すひなの
気持ちを、土方だけは
見抜いていた。

きっと、
夜空が心配だけど
自分に組長は出来ない

と思っているのだろうと



「…無理だと思うんなら俺の小姓になれ」

「…土方さんの?」

小さく顔を上げるひなに
「あぁ、俺の小姓なら文句はねェだろ?」
と土方は言った。


他の人が聞いたら
ただ小姓になってほしいだけに聞こえるが、

ひなは違った。


土方さんは私の気持ちを
知った上で自分の
小姓になれと言ってくれたんだ

と、土方の考えを
ちゃんと分かっていた。

だからひなは顔をあげ
小さくお辞儀をしながら
「よろしくお願いします」
と笑顔で言った。
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