新撰組と一人の少女-sinzyu-(再)




やっと皆に受け入れてもらったような気がする。

皆が私のこと大切な仲間だって言ってくれた。


嬉しい。

本当に嬉しい。

言葉に表せないほど嬉しい。


やっと私、皆の“仲間”になれたんだ。


「どうして泣くの!?どこか怪我した!?」

「馬鹿っ!!痛いならもっと早く言えばよかったじゃないのぉっ!!」

「…ううん。…私…ね…。」


私は涙でいっぱいの目を手でふくと、笑いかけた。



「すっごく嬉しい。」





< 126 / 153 >

この作品をシェア

pagetop