『届け』
始まり
出会ったのは、
それは、紛れもなく奇跡だった。
だってそうでしょ?

高1の6月下旬。

亜紀「じゅんちゃん、今日バンドだっけー?」
じゅんちゃん。
同じ高校で同じクラス。付き合ってまだ1ヶ月くらいだった。
準浩「あっ、うん。来る?」
亜紀「まじで!?行く行くー!!!」
じゅんちゃんは、バンドを組んでいて、ギターを担当している。

準浩「あっ、でも中には入れないから漫画とか読んでて?」
バンドのスタジオは大体、児童館のようなところでした。
亜紀「りょーかぃ」
そういいながら、漫画を読んで暇つぶしをしていた。
午後6時…
準浩「あーきっ」
亜紀「終わったんだ♪」
そこで初めてバンドのみんなに会った。
そこからが尚人との出会いが始まったんだ。

ドラムのあぜ、ボーカルの尚人、ベースのこっしー、サイドギターのモリ。
じゅんちゃん入れて5人で活動。

亜紀「始めましてっ!宜しくねっ!」
バンドの皆「よろしくっ」

ちょうど、まだみんな時間があったので、マックへ。
歩きながらみんな楽しく話してたけど…
席ついたら、険悪なムードに…。

尚人「もっと、バンドに目を向けて欲しいんだよね…」
準浩「うんっ…」
それは話し合い。
なのに、なんで私はここにいるんだろう?って思ってしまった。
じゅんちゃん、皆に会わせるのに、タイミング悪すぎでしょ?笑
だけど、その後、また雰囲気が良くなったからよかった。

準浩「どうだった?今日。」
亜紀「楽しかったよっ!」
準浩「そっかぁ笑みんなに紹介出来て嬉しいわ」
そういってばいばいした。

じゅんちゃん…。
じゅんちゃんの事大好きだったんだよ?
誰にも譲りたくないってずっと思ってたんだよ?
君より私のほうがずっと君のことが大好きなんだよ?
なのになんで?裏切ったの?
裏切ったから、もう信用できなくなったんだよ?
私がなんのために君に打ち明けたの?
まるで私が馬鹿みたい。
全然わからないよ。
馬鹿っ。
それは君が選んだ答えなんだ。
もう、後戻りする気はないから。









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