時代を超えて..~幕末の恋~
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「……お前ら、何者だ?」
「へ?百合奈達はそこらへんにいる、ごく普通の女子高生だよ?」
「じょし…こうせい…?」
大きな屋敷に連れてこられたあたし達は、さっきの男達に取り調べをされていた
百合奈は普通に話してるけど…話は通じてない…
「おい、そこの異人娘ども」
さっき聞いた低い声が後ろから聞こえた
振り向くと、そこには大人びた長い髪を後ろで束ねた美形の男性が立っていた
「お前らはどこの奴か知らないが、どうしてそんな着物を着ている」