Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
俺は乱暴に頭をかき、首を思いっきり横に振った。


クソッ!!


何も知らねぇガキでもあるめぇし、キスされた夢見たぐれぇで何ドキドキしてんだ。


欲求不満なのか願望なのかはよく分かんねぇけど、幸せだった。


本物のまりあとキスをしたらもっと幸せな気持ちになるんだろうか。



「京!!いつまで顔洗ってんの!?もう朝ごはん持って来てくれてるよぉ!!」

『うっせぇな!!んなことでいちいち急かすんじゃねぇよっ!!』



音葉に急かされ俺は渋々ベッドに戻った。


いつもは食べる気にならないご飯も、昨日の夢のお陰か今日は全部食べられそうな気がした。


俺がちゃんと飯食ってねぇって知ったらまりあは怒るんだろうな。



「今日機嫌いいね、何笑ってんの?」

『笑ってねぇよ』

「笑ってるよ、気持ち悪い」

『…お前に言われたくねぇよ』



音葉からの憎まれ口も気にならなかった。


飯まで上手く感じる…本当、まりあの存在はすげぇなと思った。





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