愛を知った時
品川駅に着き、私達はダッシュでホームに向かった。
切符などは全部千夏が手配してくれた。
「結花、気を付けてね」
そう言って千夏は私を新幹線に乗せた。
私は新幹線に乗ってる間、ずっと泣いていた。
香との思い出が次々に蘇ってくる。
当たり前に居て、当たり前に結婚すると思っていた。
香が居なくなってしまう?
そんな事って……
考えられなかった。
香が居ない世界なんて、生きている価値がないよ。
私は必死に祈った。
「神様、仏様…悪魔でも誰でも良い!!どうか、どうか香を助けて下さい!!」