吸血男子
俺は闇の塊でできた剣を作って雑魚を倒す。
「邪魔」
ちいさぇのは手で払い除けて。
大きいのは剣で刺す。
慣れない剣でも筋肉痛になりそうだ。
「もうすぐ終わるから」
「頼むから早く!! 俺グレちゃうからな」
「はいはい」
「はい、終わり―」
一通り呪文を唱え終わったのか、パタンっと本を閉じて蝋燭の火を消した。
下級悪魔ももういない。
「完全には消えてないな…てか、これ紋章じゃないのもある」
親父がそう言った。
「は?」
「この辺りは全く紋章に関係のない痣だ。何、お前…美梨亜ちゃんにDVでも受けてんの?」
「まさか!! んなわけねぇじゃん。美梨亜はそんな奴じゃねぇし、俺のが上だから」
「まー、怖い旦那なこと」
「キモい」
「邪魔」
ちいさぇのは手で払い除けて。
大きいのは剣で刺す。
慣れない剣でも筋肉痛になりそうだ。
「もうすぐ終わるから」
「頼むから早く!! 俺グレちゃうからな」
「はいはい」
「はい、終わり―」
一通り呪文を唱え終わったのか、パタンっと本を閉じて蝋燭の火を消した。
下級悪魔ももういない。
「完全には消えてないな…てか、これ紋章じゃないのもある」
親父がそう言った。
「は?」
「この辺りは全く紋章に関係のない痣だ。何、お前…美梨亜ちゃんにDVでも受けてんの?」
「まさか!! んなわけねぇじゃん。美梨亜はそんな奴じゃねぇし、俺のが上だから」
「まー、怖い旦那なこと」
「キモい」