吸血男子
 私と陸君が付き合ってるって言う噂がばれたらどうしよう…。



「あ、じゃあさ…校門の近くにコンビニあるからそこでいい?」

『……やだ。校門な』



 そう言ってブチッと切られた。




 今日、大学が終わる時間は知っている海斗君。





「コンビニで何!?」



 凛が興味深そうに身を乗り出して聞いてきた。



「今日の帰り校門で待ってるって。直接会わせたほうが早いでしょ? そのとき紹介するね」

「わかったー♪」




 楽しそうに笑いながらサンドウィッチを頬張った凛。




「陸君じゃないことはわかったよ」

「陸君は私の妹の彼氏だよ~」

「そうなんだ!!」




 その後、凛の彼氏さんの話も聞いていたら講義はすぐに終わった。




 凛の彼氏さんは見た目は優しそうなのに、性格はツンツンしてて可愛くない奴らしい。




 1回会ってみたいな~。




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