プラットホーム
-雄大sid-



車が壊れて、電車通勤になった俺はあることに悩んでいた。



「桜木は毎朝はえーな」




「先生こそ」




原因はこいつ。




俺のクラスの生徒。




桜木花音(かのん)




電車通勤になって生徒にしてはめずらしく始発に乗ってるやつ。



そんで何に悩んでいるかっていうと・・・・



こいつのことを生徒として見れなくなってしまったこと。




要するに・・・惚れてしまった・・・。



だから車が直ったからなんて嘘までついて電車通勤をやめることにした。



世間的に生徒と先生っていうのは一線をこえちゃいけないから。



なのにこいつは・・・・



「好き」



俺の決意が無駄になった。



「少しは私のことみてください」



こんなかわいいこと言われたら男として我慢できなくなる。





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