空色クローバー
「そのキーホルダーは、海ちゃんの宝物の一つじゃん!なんで持ってるんだよ!」

「…陸や友達のこと、全て解決するまで持ってろと言われた。」

星の砂を見ながら、北野を言葉を思い出した。

さて、もう全て解決したよな。

いつ返すべきか…。

「だからって宝物を…………あっ」

急に間抜けな声を出す陸。

「なんだよ。」

「えぇ!嘘だ!」

「煩い。」

「お前、空だよな?」

「何の確認だ。俺の名前は椿って言ったの、実は信じたのか?馬鹿か?」


「…。」

陸が反応しないのは…珍しい。
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