空色クローバー
椿さんに直接会えるのは楽しみで、間違いだったと送るのを止めた。

放課後、公園で何を話そうかな、
順番は、どうしよう。

そんなことを考えてたら、
眠たい生物も、面倒な英語も直ぐに時間が過ぎた。

そして今は、公園に急ぎ足で向かっている。

前回待ち合わせした時を考えて、
何と無く、先輩は先にいるんじゃないかと思ったから。

公園に着くと、やっぱり先輩は先にいた。

私に気づいたらしく、顔を上げた。

「…大切な話って何?」

「あ…えっと…」

まだまとまってないのに、急いで来ちゃったことに今更ながら後悔した。
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