空色クローバー
「すいません、話したいことはあるのに、何から話そうか、ずっと考えてもまだ話がまとまってなくて…」

先輩は少し無言になってから答えた。

「時間はある。ゆっくりでいい。」

椿さんはそう言ってくれるから、私は少し安心することができた。

まだ緊張してるけど、ここで告白しなくてもいいんだから、焦らなくていい。

ありがとう、椿さん。
やっぱり…好きだな。

「…まずは初恋の人の話から聞いてもらえますか?」

そう言って、私は話始めた。
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