100万本のチューリップ(短編)
『淳~!』

淳はハッと意識が戻り、親友の姿を見つけた。

「和也!」

淳が和也の所に行こうと和也の方を向いた


その瞬間


「…っ!?」


手首を


掴まれていた。


真っ白で凄く細い手で

でも精一杯

彼を止めようとしてる


「……。」


少女は

とても悲しそうな表情をしていた。
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