空色くれよん
「はいっ!もしもし!」

『やぁ、元気かな?』

「はい、もう元気もりもりですっ!」

『…ぷっ…クスクス…元気そうで何よりだ。』

笑われてしまった。

「あの…ご用件は何でしょう?」

『あぁ…そうだ。
この間食事出来なかったから、
これから一緒にどうかと思ってね。
都合はどうだい?』

「あっ、はい!
空いてます。今日休みなんです。」

『良かった。
まぁ、実は朝保育園に送りに行ったら
居なかったから休みだろうな、とは
思っていたけどね。』

「そうですね。」

『じゃあ、これから会社を出るから
待ち合わせは、僕の会社の前。』

翔さんの会社は、
駅前の大きなビルにあった。

「はい、解りました。
すぐ準備しますね。」

『待ってるよ。』

そんな会話をして、電話は切れた。
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