ティアモ-secondseason-
「久しぶりに打ったなー」
吉田が肩をグルグル回しながら言った
「確かに…。俺なんて、肩と腰が」
「おいおい…。お前は毎回それだな。」
「まぁ、いいやん。強くなるための努力だからね。」
2012年4月、俺(吉田希里太)と辻崎達樹は、
公立熊ヶ竹高等学校に入学した
辻崎と俺のクラスは同じで7組。
入学6日目の今日、俺は朝から落ち着きがなかった。
何でかって??
きまってるじゃん
今日から部活が始まるんだ。
「気をつけ。礼」
帰りの会が終わり、俺と辻崎は、急いで練習場へ向かう。
ダダダダダダ…
1年の廊下を駆け抜けていく。
知っている顔も少しいた。
知っている奴。
2人も…。