レンタル彼氏【修正中】
「ねぇ、聞いて聞いてぇ!!」




またしても甲高い声が耳に入ってくる。





「郷子……。何?どうしたの??」





「あたし……遂に……。
彼氏が出来ましたぁ!!」






「「おぉおおおぉ!!」」


周りにいた女子達までもが歓声を上げている。





ただ、言ってないのはあたしだけ。




人の幸せなんてどうでもいい。
少しそれは酷いけど、でも彼氏が出来たからといってここまで騒ぐことはない。





あたしはこの場が嫌になり、屋上へ向かった。






少し寒いくらいの風が顔に当たる。






ここの屋上は柵が低い。
頑張らなくても自殺なんて簡単に出来てしまう高さ。




下を見るとクラクラしてしまう。




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