生徒会のプリンス
「いやー、慎哉が嫌がると思って言いだしづらかったんだよね。」
「当たり前だろ!お見合いなら、兄貴がすればいいだろ?」
「いやー、その日はどうしても外せない会議があるんだよね。」
「じゃあ、断れよ。」
「そうもいかないんだよね。相手がさ、三枝物産のご令嬢なんだ。」
「三枝物産……」
昔から交流の深かった会社だ。
そりゃ、断りにくいだろうな。
「……あそこの令嬢って、いくつ?」
「んー?慎哉と同い年だったと思うよ。大きな会社のご令嬢なのに、とっても物静かで、美人で。もしかしたら、慎哉も気にいっちゃうかもね。」
……このバカ兄貴。人の気も知らないで。