らぶ しぇいく


「俺 紗絵ちゃん気になってる」

小声で耳打ちしてきたのだ。


「え?紗絵ちゃんって誰?」


「おまっ 昨日一緒に飯食ってただろーが!同じクラスの女子の名前くらい覚えとけよ!」


ぶっちゃけ言うと、一ノ瀬以外の女子に興味が無い俺は、名前なんて覚えてなかった。


あの子、紗江って名前なのね。

「って!気になってる!?」


思わずびっくりして叫んだ俺に、亮司が頭を思い切り叩く。


「シーッ!バレたらどうすんだよ バカ野郎」


あ、そっか。同じクラスに居るんだよな。


「それでだ 今日も飯誘わない?お前は一ノ瀬 俺は紗江ちゃん どう?」


< 18 / 66 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop