イケメン学園~恋の行方~
おばあちゃんを家まで送って
もう空は暗くなっていた。
「ありがとう!!」
「なんで、助けたんだ?あんだけの大荷物、重いって分かってただろ?」
「うん。あたし・・・これでもおばあちゃんっ子だったんだ。そのおばあちゃんも去年いなくなっちゃって。だから、ほっとけなかったの。」
なんか、いつも明るい朱里が少し寂しそうに見えた。
「クレープ屋どこだ?」
「え?」
「クレープ、食いに行くって言ってんだよ!」
「う、うん!」
俺達はすぐ近くの駅前まで行った。
そして、クレープを食べた。
今回だけ、俺がおごってやった。
ごほうびってやつ?