イケメン学園~恋の行方~

おばあちゃんを家まで送って

もう空は暗くなっていた。


「ありがとう!!」

「なんで、助けたんだ?あんだけの大荷物、重いって分かってただろ?」

「うん。あたし・・・これでもおばあちゃんっ子だったんだ。そのおばあちゃんも去年いなくなっちゃって。だから、ほっとけなかったの。」


なんか、いつも明るい朱里が少し寂しそうに見えた。


「クレープ屋どこだ?」


「え?」


「クレープ、食いに行くって言ってんだよ!」


「う、うん!」


俺達はすぐ近くの駅前まで行った。

そして、クレープを食べた。


今回だけ、俺がおごってやった。


ごほうびってやつ?



< 87 / 261 >

この作品をシェア

pagetop