いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・
「お兄ちゃんじゃない、他の男の人に
抱かれたんだよ?
ねぇ、お兄ちゃん・・・嫌じゃないの? 
嫌じゃないの!?  ねぇ? ううっ・・・」


楓花はそっと雄志の体に手をまわした。


「やっぱりダメだよ・・・
私、お兄ちゃんが好きだよ・・・
お兄ちゃんが好きだよぉ・・・ううっ・・・」

お兄ちゃんのせいだからね・・・
お兄ちゃんが悪いんだからね?

お兄ちゃんが結婚するなんて言うから・・・
お兄ちゃんのせいなんだからね!!」


私はスッと雄志に近づき唇にキスをした。


< 107 / 309 >

この作品をシェア

pagetop