いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・
「今日は、楓花が喜びそうな店見つけたで。」


「えっ!?」


「楓花が喜びそうなカフェ!!
いや、ケーキ屋さんって言った方がええかな?」


「ケーキ屋!? マジで!?」


楓花の目が一気に輝きに変わった。


「おおっ、食いついて来たなぁ~。
今日は飯より先にそっちに行くか?」


「うん、行く行く!!」


楓花は勝彦が仰け反るほど体を乗り出し答えた。


「ノリノリやなぁ・・・
わかった行こう!!」


すると勝彦は楓花の手をそっと繋いだ。


「えっ!?」


「早く行かんとなくなるぞ?」


勝彦はニコッと微笑む。


「うん・・・」


楓花も顔を少し赤くしながら微笑んだ。


その手はやさしくて、胸がキュンとあたたかくなった。


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