隣に君がいるから


悠磨は一度も私の親に会っていない。




迎えに来るときは親はもういないから。



何も聞かれないけれど、絶対不思議に思ってるはず。





悠磨が起きたら言おうかな。




『ふぁ~』




悠磨の寝顔を見ていたら私も眠くなっちゃった。





水色のビーズクッションを枕にして、目を閉じた。





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