夏の恋に約束


バスツアーとかじゃないから、添乗員さんがいるわけでもなく…。


車内は、けっこう静か。


ダメだ。これじゃ、彼女の話しなんて聞けない。

ましてや、ユウくんの話しなんて…。


すると、沈黙を破る様に、大地が言った。



「柚香。今夜、話しがある」



「話し!?」



「うん。話し…」




< 90 / 134 >

この作品をシェア

pagetop