私のひ・み・つ❤


「あ、あのね・・・・・・」


ーーーチュッ


決心して言おうとした時、いきなり優にキスされた。

なんでーーー・・・・・
どうしてこんな時にキスなんか・・・・・。


「やめてよっ!!キスなんかしないで!!」


「わ、悪りぃ・・・可愛かったからつい・・・・・」


可愛かったからって嘘ばっかり!!
彼女いるくせに・・・・・。
もう、優の事わかんない!!


知らぬ間に涙があふれてきた。


「・・・うぅ・・・・・・ヒック・・」


泣くために屋上に来たんじゃないのに・・・・・。

本当にこの気持ちを伝えたらスッキリするのかな~??


「泣くなって・・・俺が悪かったよ・・・・・無理やりキスなんかしてごめんな」


そう言って立ち上がった優。
もう、帰ってしまうと思い優のズボンの制服を掴んだ。


「薫??」


「・・・私、優の事好きだよ・・でも・・・・・優にとって私は遊び相手だったって事・・・・・・・わかってるから・・・」


「・・・はっ??・・・」


「わ、私の用はこれだけ伝えたかったんだ・・・・・じゃ、そういう事で・・・・・バイバイっ!!」


い、言えた。
なんとか自分の気持ちを伝えれた。
泣きながらだけど・・・・・・。
でも、確かに気持ちはスッキリしたかもしれない。





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